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個体変項(individual variable)は、述語論理において、命題の中における個体を指す。具体的にはといったような論理式におけるxのことである。

特徴[]

述語論理においては、個体変項は、述語記号や、量化子記号とともに現れる。いわば命題論理では現せなかった「すべてのxにおいて」や「というxはいる」といったような、量に関わる命題を現すために使われる。そのため、個体変項は、量化子で量化されているかどうか、といった現れが問題になる。

例えばといった式において、xが二つの箇所で使われている。これを個体変項xの現れと呼ぶ。また、量化された個体変項は束縛されて現れている(occur bound)と表現され、量化されていない自由変項とは区別される。

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